お知らせ - 16系#
16.0.8リリース - 2026-07-13#
改良#
[between] 最初の引数にベクター型の値をサポート#
betweenはまだベクターの値に対してインデックスを使用しないことに注意してください。
以下の例では、betweenはいずれかの要素が指定した範囲に含まれていればtrueを返します。したがって、betweenを使って、範囲内に少なくとも1つの値を持つレコードを検索できます。
実行例:
table_create Products TABLE_HASH_KEY ShortText
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Products prices COLUMN_VECTOR Int32
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
load --table Products
[
{"_key": "A", "prices": [17, 170, 1700]},
{"_key": "B", "prices": [18, 180, 1800]},
{"_key": "C", "prices": [19, 190]},
{"_key": "D", "prices": [20]},
{"_key": "E", "prices": [21, 210, 2100]}
]
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],5]
select Products --filter 'between(prices, 18, "include", 20, "exclude")'
# [
# [
# 0,
# 1337566253.89858,
# 0.000355720520019531
# ],
# [
# [
# [
# 2
# ],
# [
# [
# "_id",
# "UInt32"
# ],
# [
# "_key",
# "ShortText"
# ],
# [
# "prices",
# "Int32"
# ]
# ],
# [
# 2,
# "B",
# [
# 18,
# 180,
# 1800
# ]
# ],
# [
# 3,
# "C",
# [
# 19,
# 190
# ]
# ]
# ]
# ]
# ]
Debian 12 (bookworm)のサポートをやめました#
2026-06-10にEOLになったためです。
修正#
sort_keysとしてlanguage_model_knn(...)を指定するとクラッシュする問題を修正#
例えば、sort_keysにlanguage_model_knn(text, "male child", {"k" : 2 })を指定すると、{ "k" : 2 }がソート処理内で二重解放されてGroongaがクラッシュします。
空の値に対してlanguage_model_knn()を使用した時にクラッシュする問題を修正#
以下のように、language_model_knn()を空の値に対して使った時にGroongaがクラッシュします:
plugin_register language_model/knn
[[0,0.0,0.0],true]
table_create Data TABLE_NO_KEY
[[0,0.0,0.0],true]
column_create Data text COLUMN_SCALAR ShortText
[[0,0.0,0.0],true]
column_create Data rabitq_code COLUMN_SCALAR ShortBinary
[[0,0.0,0.0],true]
load --table Data
[
{"text": "I am a boy."},
{"text": ""},
{"text": "This is an apple."}
]
[[0,0.0,0.0],3]
table_create RaBitQ TABLE_HASH_KEY ShortBinary \
--default_tokenizer 'TokenLanguageModelKNN("model", \
"hf:///groonga/all-MiniLM-L6-v2-Q4_K_M-GGUF", \
"code_column", "rabitq_code")'
[[0,0.0,0.0],true]
column_create RaBitQ data_text COLUMN_INDEX Data text
[[0,0.0,0.0],true]
select Data --filter 'language_model_knn(text, "male child")' --output_columns text
実験的な機能#
これは実験的な機能です。現時点ではまだ安定しきっていません。
[json_extract] json_extract()をサポート#
json_extract()は、JSONPath式を使ってJSONから値を抽出します。抽出された値は、JSONでの型を保持します。例えば、JSON中の文字列はテキストとして抽出され、JSON中の整数は整数として抽出されます。したがって、json_extract()は文字列に対する全文検索と数値に対する範囲検索の両方に使えます。
table_create Data TABLE_NO_KEY
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Data value COLUMN_SCALAR JSON
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
load --table Data
[
{"value": "{\"value\": [[1, 10], [100]]}"},
{"value": "{\"value\": [[2], [20, 200]]}"},
{"value": "{\"value\": [[-1, -10], [-100]]}"}
]
select Data --filter 'between(json_extract(value, "$.value[*][*]"), 10, 20)'
# [
# [
# 0,
# 1337566253.89858,
# 0.000355720520019531
# ],
# [
# [
# [
# 2
# ],
# [
# [
# "_id",
# "UInt32"
# ],
# [
# "value",
# "JSON"
# ]
# ],
# [
# 1,
# {
# "value": [
# [
# 1,
# 10
# ],
# [
# 100
# ]
# ]
# }
# ],
# [
# 2,
# {
# "value": [
# [
# 2
# ],
# [
# 20,
# 200
# ]
# ]
# }
# ]
# ]
# ]
# ]
[ExtractorJSON] ExtractorJSONをサポート#
これは実験的な機能です。現時点ではまだ安定しきっていません。
ExtractorJSON はjson_extract()と同様、JSONPath式を使ってJSONデータから値を抽出します。このエクストラクターを使うと、JSONテキスト全体をインデックスすることなく、必要な値だけをJSONからインデックスできます。
ExtractorJSON を語彙表に割り当てると、語彙表は抽出された値をインデックスします。元のJSONはデータカラムに保持されます。
以下の例では、JSONカラム中の整数をインデックスします。抽出される値が整数なので、語彙表のキーの型は Int32 です。JSONカラムがロードされるときにインデックスが自動的に使われるため、抽出された値で元のレコードを検索できます。
table_create Data TABLE_NO_KEY
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Data value COLUMN_SCALAR JSON
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
table_create Numbers TABLE_PAT_KEY Int32 \
--extractors 'ExtractorJSON("path", "$.value[*][*]")'
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Numbers data_value COLUMN_INDEX Data value
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
load --table Data
[
{"value": "{\"value\": [[1, 10], [100]]}"},
{"value": "{\"value\": [[2], [20, 200]]}"},
{"value": "{\"value\": [[-1, -10], [-100]]}"}
]
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],3]
select Data --filter 'between(Numbers.data_value, 10, 20)'
# [
# [
# 0,
# 1337566253.89858,
# 0.000355720520019531
# ],
# [
# [
# [
# 2
# ],
# [
# [
# "_id",
# "UInt32"
# ],
# [
# "value",
# "JSON"
# ]
# ],
# [
# 1,
# {
# "value": [
# [
# 1,
# 10
# ],
# [
# 100
# ]
# ]
# }
# ],
# [
# 2,
# {
# "value": [
# [
# 2
# ],
# [
# 20,
# 200
# ]
# ]
# }
# ]
# ]
# ]
# ]
16.0.5リリース - 2026-05-22#
修正#
Windows版のGroongaに必要なDLLが不足していたため起動に失敗する問題を修正#
Windows版のGroongaに必要なDLL(msvcp140_atomic_wait.dll)をgroonga-16.0.2-x64-vs2022-with-vcruntime.zipに同梱していませんでした。
この問題は、Windows版のGroonga 16.0.2のみ発生します。
16.0.2リリース - 2026-05-07#
改良#
Ubuntu 26.04 LTSをサポート#
修正#
ODR(One Definition Rule)違反を修正#
GH-2787 Nicolas PARLANTさんの報告。
LTO(Link-Time Optimization)を有効にしたビルドが、grn_tokenizer_queryの重複定義によって失敗していました。この変更で、ODR違反を修正し、LTOを有効にできるようになります。
ソースアーカイブのbenchmarkディレクトリーに不足していたファイルを追加#
GH-2793 Nicolas PARLANTさんの報告。
不足していたファイルは以下の通りです:
groonga/benchmark/CMakeLists.txt
groonga/benchmark/bench-distance.c
groonga/benchmark/geo-distance-summary.rb
"tools"ディレクトリーが重複して作成される問題を修正#
GH-2798 Kentaro Hayashiさんの報告。
AlmaLinuxやAmazon Linux向けのgroonga-toolsパッケージをインストールした時、以下のように"tools"ディレクトリーが重複して作成される問題を修正しました。
/usr/share/groonga/tools/tools/
感謝#
Nicolas PARLANTさん
Kentaro Hayashiさん
16.0.1リリース - 2026-03-30#
改良#
[language_model_vectorize] prefixオプションを追加しました。#
入力テキストにプレフィックスを追加できるようになりました。これはTokenLanguageModelKNNのpassage_prefixやquery_prefixオプションと同様にプレフィックスを必要とするモデルに便利です。
language_model_vectorize("hf:///groonga/multilingual-e5-base-Q4_K_M-GGUF", \
"male child", \
{"prefix": "query: "})
[object_list] 出力にノーマライザーの情報を追加しました。#
object_listコマンドの出力に、normalizersフィールドが追加され、ノーマライザーの情報を出力するようにしました。
修正#
[HTTP] chunkedリクエストに関する誤ったエラー判定を修正しました。#
特定の条件において、有効なHTTPのchunkedリクエストを受け付けたにもかかわらず、エラーで失敗する可能性があるバグを修正しました。
この問題はchunkedリクエストが通信状況などで特定の条件で分割された場合にのみ発生していました。このバグによるエラーがloadコマンドの実行中に発生した場合、データのロードがすべて完了しないので、再実行が必要になります。
このバグによりインデックスの破損はおこりません。
誤ったfree関数を使用したためにクラッシュが発生するバグを修正しました。#
バルクオブジェクトに対してGRN_OBJ_FIN()の代わりにgrn_obj_unlink()を使用していたバグを修正しました。このバグによりクラッシュする可能性がありました。
Daniel Blackさんが報告
実験的な機能#
これらの機能はまだ実験的で安定していません。これらの機能は、絶対に実運用環境では使わないでください。
[データ型] JSON型における配列とオブジェクトのサポートを追加しました。#
JSON型はネストされたデータを含む配列とオブジェクトをサポートするようになりました。これによりすべてのJSONのデータ型がサポートされています。
スカラーカラムとFloat32ベクトルカラムに対するOpenZLによる圧縮をサポートしました。#
OpenZL によるスカラーカラムとFloat32ベクトルカラムの圧縮をサポートしました。OpenZLはZstandardよりも高い圧縮率を実現できます。
圧縮率の例を示します。
検証に使ったfloat32の配列のデータは次のとおりです:
配列の要素数は40,960。
レコード数は10,000。
圧縮後のサイズ:
OpenZLによる圧縮: 1.3GB
Zstandardによる圧縮: 1.5GB
圧縮なし: 1.6GB
エクストラクターを追加しました。#
エクストラクターはGroongaの新しい種類のモジュールのタイプで、トークン化前に構造化データからプレーンテキストを抽出します。
今はExtractorHTMLエクストラクターが組み込まれており、それはHTMLタグとHTMLエンティティを削除し、テキストコンテンツのみを抽出します。
次の例はextractコマンドを使用してExtractorHTMLでテキストを抽出する例です。
extract \
--extractors 'ExtractorHTML' \
--value "<html><body>He<ll>o</body></html>"
[[0,0.0,0.0],{"extracted":"He<ll>o"}]
感謝#
Daniel Blackさん
16.0.0リリース - 2026-02-09#
毎年恒例の肉の日メジャーリリースです!このリリースには後方互換性が壊れる変更はありません!既存のデータベースを移行せずにGroongaをアップグレードできます。既存のデータベースをそのまま使い続けることができます。
修正#
TABLE_DAT_KEYのテーブルでキーでオーバーフローを引き起こす問題を修正#
4096byteのキーをセットすると、TABLE_DAT_KEYのテーブルが壊れることがあります。